Lightning Pro と私の二〇二〇年
この記事は「Vektor WordPress Solution Advent Calendar 2020」の12月16日の記事になります。
前回の石川さんの「できる!WordPressカスタマイズ #04 アクションフックを使ったカスタマイズに挑戦!」の記事に引き続き、書かせていただきたいと思います。
あらためましてこんにちは。香港生活10年とちょっとの KOUNO Chiaki です。
普段は香港で、日系企業向けに香港市場プロモーションを、香港企業向けに日本市場プロモーションを手伝っており、WordPress案件ふくめ、求められたことは浅く広くいろいろとやっております。最近では比較的システム開発のディレクションや、広告関連やSNSプロモーション、翻訳などが一番時間をかけているところだと思います。
ですが昨夜はまさに WordPress + Lightning Pro を使って日本のお客さんと打ち合わせながらリアルタイムに更新しておりました。
ふりかえってみると私の二〇二〇年は、Lightning Pro とそのテーマ作者であるVektor,Inc.の石川 栄和さんにご縁がありお世話になった一年でした。そんなこんなで、ぜひこの機会に記事にできればと、生まれて初めてのアドベントカレンダーにチャレンジすることにしました。ぜひよろしくお付き合いください。
まずは今年、Lightning Pro を導入してウェブサイトを作ったあれこれです。
有料テーマ導入で変わった制作フロー
有料テーマを使う前は、サイトマップ+ワイヤーフレーム作成、デザインカンプ作成、HTML+Sassを書きつつのWordPressテンプレートへの組み込み、というのが長年のフローでありました。お客さんにブラウザ上で見て触って体感していただくまでにはそれなりに時間がかかっていたな、と今にして思います。
今年はWordCampイベント界隈をうろつき、情報発信をしていた効果か、「WordPressの案件でちょっといいかな」とお声もかけていただくことがあり、お話を聞くと「こりゃ有料テーマでサクッとできますよ」の流れから案件を引き受けさせていただくことができました。
こうなると、コンテンツ整理&サイトマップが固まれば、すぐにWordPressサイトの構築にとりかかれます。テーマに備わった機能やブロックエディターのお蔭で、ほとんどコードを書く必要がなく構築ができ、お客様にテストサイトに触っていただくまでが格段に早くなりました。テストサイトをお客様に見せたときの「あら、もうできてますやん」の反応が、とても良き!
浮いた工数で、コンテンツをより良いものにしたり、アクセシビリティを考慮していく作業にしたり、はたまた更新担当者のトレーニング時間も余裕を持てたりと、他の箇所に注力できるのは、私にとってもお客様にとっても、サイトに訪れるユーザーにも良い事づくしだなと思います。
ああ、もうすっかりイチからテーマを書く時代では無くなったんだな、と実感の一年でした。
(とはいえ魔改造システム案件のフローはまだ変えられていないので、これからの課題。Figma+有料テーマの研究をがんばりたいところ!)
Lightning Pro めちゃ使いやすい。
Lightning Proで制作をさせてもらって感じたことはこちら:
- Lightning ヘッダー上部設定で、カスタマイズできる箇所とデザイン表現が中小企業、個人事業のビジネスにバッチリ
- そんなところまで!孫ページ表示のコントロールがしやすい
- 多機能型プラグインVK All in One Expansion Unit (ExUnit)でつよつよ
- 「そういうのが欲しかった」ブロックが揃ってます。
- ノーコードな更新担当者に引き継ぎやすい
ということでザーっとご紹介します!
Lightning ヘッダー上部設定で、カスタマイズできる箇所とデザイン表現が中小企業、個人事業のビジネスにバッチリ

グローバルメニューの数をなるべく少なくしたいときの「Lightning ヘッダー上部設定」がとても嬉しい。コンテンツのもくじとしては含まれない「お問い合わせ」のほか、「ヘルプ」「ダウンロードセンター」などの機能的なリンクをここに置けるのが素晴らしく役立ちます。
サイドバーの孫ページ表示のコントロールまでしやすい

固定ページで孫ページまで存在するとき、サイドバーの表示で階層が深くなりすぎて見づらくなるのですが、「固定ページのサイドバーに非アクティブな孫ページを表示しない」をチェック一つで有効にすれば、孫がぶら下がっている子ページを表示しているときだけ孫ページが表示されるのでスッキリ!で助かった場面がありました。
テーマでここまで痒いとこまで手が届く感が有り難い!と実感した機能です。
多機能型プラグインVK All in One Expansion Unit (ExUnit)でつよつよ
どうつよつよかご紹介しようと思ったら、浅川さんの記事がめっちゃ良かったのでぜひ読んでください!(丸投げ)
浅川さんの記事:今のサイトをプラグインでプチリニューアルもできる!ExUnit お気に入り機能5選
「そういうのが欲しかった」ブロック、揃っております。



私のお気に入りはカードブロックとステップブロック、タイムラインブロックです。「VK」がついたブロックアイコンがステキ。
トップページのシングルカラムデザインではOuterブロックが欠かせませんね。
ノーコードな更新担当者に引き継ぎやすい
とにかくコードを意識しなくて良いので、ノーコードな担当者に引き継ぎやすい事は大きなプラスポイントですね。
自分でテーマを書いていた頃は、テーマ内固定にしてしまうリンクやコンテンツもたくさんあったので、手離れが悪かったところが解消されました。
爆速で出来上がるので隙間案件も受けちゃう
早くできる。作業してて楽しい。
割とかつかつスケジュールの中で、以前だったら「もう断ろうかな」という案件もLightning Proのおかげで「いけますよ!」と言える心の余裕が生まれています。ありがたし…!!
(このあと、Lightning Proで作ったウェブサイトをまるっと静的化したお話も、と思っていたのですが、案件がまだそこまで進まず模索中なので、また次回にかけたらいいなと思います。)
ということで、ここからは皆さんお待ちかねの余談に突入したいと思います。
余談1:100%GPLのお話から始まった私の二〇二〇年
私がスタッフとして参加しているオンライン勉強会のWP ZoomUPで年始めに「#34 WP ZoomUP 新春スペシャル 100%GPLテーマ作者大集合!」というテーマでイベントを開催しました。
Lightningの石川さんをはじめ、Nishikiの今村さん、LIQUID PRESSのIwamotoさん、Snow Monkeyのキタジマさん、SWELLの了さんという錚々たる100%GPLテーマ作者さんに集まっていただきました。
そこで「100%GPLってなあに?」の導入のところをお話させてもらう機会があり、あらためてライセンスのことについて私自身が一番勉強になり、100%GPLを採用してくれるテーマ作者さんへの感謝の気持ちが生まれた会になりました。
開催レポートはこちら:https://wpzoomup.com/report34/
動画アーカイブはこちら:https://youtu.be/GPJSbRqGENI
余談2:Covid-19によるWordCamp Asiaのキャンセル
Covid-19の影響でここまで世界が変貌するとは思ってもいなかった2月、WordCamp Asiaが開催10日前のキャンセルとなりました。私も実行委員として関わっていたこともあり、残念な気持ちをかかえたまま、WordCampのないバンコクへ移動。
そこではほかにも様々な思いをかかえて集まってきたWordPressな人々に合うことができました。そのうちの一人は、、、そう!Lightningの石川さんでございます!
石川さんの記事:幻のWordCamp Asia 2020 振り返り
石川さんの記事にもあるアユタヤ観光、私もご一緒させてもらいました^^
象の背中にのり、石川さんとツーショットで激写されたカットがこちらです(どこ需要)

いやぁ、日本を代表する100%GPLテーマ作者さんと、象の背中で揺られることは、そうそうないのではないでしょうか。だから、ここで自慢させておいてください。
余談3:キーパーソンヘッドハンティングを目撃
そしてこのバンコクで、この先のLightningの開発を左右するキーパーソンのヘッドハンティングが行われていた事実を皆さんは御存知でしょうか?
ヘッドハントされた人物とは?
それは私!
そんなわけは無く…!
我らが mimiさん です!(きゃー!!パチパチパチ!)
mimiさんの記事:WordCamp Asia 2021 の視察旅行へ勝手に行ってきました・ゆるっとバンコク一人旅 其の一

このあと実際にmimiさんがベクトルのチームにJoinされて、Lightning勉強会でお見かけしたり、ブロックアイコンが素敵になったり、神記事とか神記事を書いてくださったり、とを拝見しながら、「あ、ヘッドハンティングを目撃したんだった私!WordCamp Asiaが開催されるはずだった会場のあるICONSIAMで同じお店のテーブルでパッタイを食べながら‥おいしかった。」としみじみ思い出しておりました。

当時こっそり相方が「ちあきさんにはお声がかからないんですね?w」と囁いてきて泣いた。ちがうんだ、ほら、私ってだいたい賑やかし担当じゃないですか?役割が全然ちがうんだ、うん。
余談4:アジア初!Woo EC Fes オンライン開催!
アジア初開催のWordCampAsiaが中止になったのは残念でしたが、WordPressのECサイトプラグイン「WooCommerce」のコミュニティによる初のアジアリージョンイベント「Woo EC Fes Japan 2020」が日本開催となったのでした。めでたい!こちらは オンラインチャリティハッカソンイベントの do_action Japan 2020 でご一緒した田中さんからお声掛けいただき、実行委員として参加しました。このイベントの公式サイトのテーマはツールスポンサーとして「Lightning Pro」の導入が決まり、石川さんご自身もご登壇されるなど、またまたここでもLightningと石川さんとのご縁があったのでした!
実際のサイト構築を担当されたLightning愛溢れるSugishita Chiakiさんによるカスタマイズ記事はこちら:Woo EC Fes のサイトテーマについて
ありがとうLightning!ありがとう石川さん!そして、ありがとう!

実にLightningと石川さんにご縁のある二〇二〇年でした。これからもどうぞよろしくおねがいします!
ということで、余談のほうがボリュームもりもりな記事を最後までお読みくださりありがとうございました!
続きのアドベントカレンダーのみなさんの記事も楽しみにしております〜!!
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WordCamp Asia 2020 に実行委員として参加してみたら幻になった。
アジア初開催となるはずだった WordCamp Asia 2020は、新型コロナウイルスの影響を受けて、中止となりました。アイヤー!
グローバルリードのNaoさんの振り返り記事を読んで、私も何か書きたくなりまして。
そしてNaoさん、難しいリードを担ってくださり本当にありがとうございます!英語を巧みに操り、文化も国の枠も超えてチームをまとめるNaoさんはカッコ良すぎで、一緒に実行委員ができたことはとてもとても嬉しいことなのです。まだもうしばし、微力ですが一緒に付いていきますね!
決定を受けて残念な気持ちはもちろんあるものの、前例のない難しい状況の中で、最善の決断をしたと思います。中止決定の直前の直前まで、実行委員みんなが開催に向けて全力投球していました。決して簡単な決断ではなかったことは、NaoさんのRecap記事でも触れられているとおりです。
次はどうなるのか?また同じメンバーで集まれるのか?もう作ってしまったアレコレの行く末についてなども考えていかないといけません。メンバー皆が思いやりをもって尊敬しあっているやりとりのなか、すでにチーム内には悲観的な感じもなく、どちらかというと「さぁ!ほんで、次はどうしていこっか〜!」みたいな楽しい空気感なのはお伝えしたいところであります。
(あ、私はこんなんですが、対外的な対応のため、すさまじい情報量をとりまとめ、情報発信やお問い合わせに真摯に対応を続けてるチームメンバーには頭が下がる思いです!)
私は実行委員としては途中参加だったので、スタート時から全力で取り組んでいるメンバーと比べるとほんとうに僅かなことしかできなかったなぁと思うのですが、そんな中でもたくさんの刺激を受け、優秀なメンバーの仕事の進め方はとても勉強になり、Slackでのやりとりの合間に楽しく冗談をかわし合ったこの数ヶ月は、これから先ふわふわキラキラとした楽しい思い出になると確信しています。
こんなふうにのほほんと楽しめたのは、難しいチームリードを担ってくれたデザインチームリーダーのBoyくんの手腕が大きかったこともここに記させてください。デザインが苦手な私に、最後のクオリティの引き上げに惜しまず丁寧に的確なアドバイスもしてくれました。(ときにはダイレクトメッセージで指摘してくれる優しさ!オープンに指摘してくれてもいいのに!)そしてすばらしいコンセプトアイデア、ロゴアイデア、会場サイネージの緻密な調整などを進めてくれた順子さんがいてくれたことも安心して参加できる要因でした!(順子さんのデザインチームの枠を超えた活躍はもう一本記事にできそうなくらい沢山あるんだよ。)難しいところはみんなに決めてもらえた上でアイテムの制作作業に打ち込めた幸せな時間でありました…。青春だったよ!
あ、忘れていました。デザインチームには、香港代表の実行委員として私の相方も発足当初からすでに参加しており、夫婦での実行委員参加となりました。私の参加当初は彼から全体像の説明と、取り掛かるべきタスクの整理と順位付けがあったことも私が活躍できる要因でした。(ありがとう、座敷わらし!)まったくデザイン畑ではない彼なのですが、情報まとめなどで活躍しつつも、えっちらおっちら時々デザインをしてはBoyくんにガチガチに修正を指摘されるやりとりを見るのも楽しみのひとつだったのはここだけのお話。夫婦でBoyくんのお世話になっちゃったねぇ。
キャンセル決定後1回目のチームミーティングの締めにパシャリ。最高のデザインチームでした〜!
そしてほかの実行委員メンバーと仲良くなれてつながれたのも、めちゃ嬉しい。まだオフラインで全員に会えていないから、これからのお楽しみです。
あ、そういえばトゥクトゥクわぷ〜ってどうなっちゃうんだろうね?お蔵入りかしら?行く末を見守っていこうと思います! by 作者。
と、実行委員の片隅から、ちょっと長めのつぶやきでした。
日本のWordPressコミュニティについて
「日本のWordPressコミュニティって?」というなんともオープンなクエッションをもらってしまい、調べてみたメモ記事です。
下記は2012年のWordCamp大阪の基調講演の動画です。2003年からの日本におけるWordPressコミュニティについてが語られています。
下記は基調講演の抜粋です。
世界初のWordCampと日本でのWordCampの始まり
- 世界で初めてのWordCampはサンフランシスコで2006年8月に開催
- 今では毎週末のように世界中でWordCampが開催されている
- スピーカーの直子さんは2007年にWordCampサンフランシスコに初参加し、日本でもWordPressを広めるにはどうしようかという質問に、日本でもWordCampを開催してはどうかとマットさんが回答。
- 日本の初WordCampは2008年に東京デジタルハリウッドで開催。80人くらいが集まった。
- その後、東京、京都、福岡、横浜、名古屋、福岡、神戸、東京、大阪…と2012年までにいろんな場所でWordCampが開催されていく。
日本のWordPressコミュニティの始まりについて
- 2003年からオンラインでコミュニティがあった
- 2005年7月23日にWordPressオフ会in大阪が開催
- 2008年にWordPressMEが終了し、WordPress.org日本語サイトが有志によって利用できるように。公式オンラインマニュアル(ドキュメント)であるWordPress Codexの日本語版もあるよ。WordPress日本語版作成チームはGoogle Groupで行われていますよ。
- 2008年コミュニティを作る場、WordBenchの発足。
セッションで語られているのはここまでです。
日本発SNSとして一世を風靡したmixiのコミュニティページでは8000人ほどの登録者がいました。
WordBenchはその後公式のWordPress Meetupとしてリニューアルされていますね。
wpja.slack.comで尋ねてみた
日本語WordPressの公式Slackの#communityチャンネルでコミュニティの歴史について尋ねたところ、たくさんの方からフィードバックをいただくことができました。
haya2_さん
私も昔のWordPressコミュニティ知らないのですが、以下の動画あたりで、 @nao さん視点での 2003年からの日本におけるWordPressコミュニティについて(歴史(?)が)語られていて、それを見る限りの印象だと、だいたい合ってる、ということで良いように思います。ちなみにオフ会は2005年に開催された実績があるそうです。
https://www.youtube.com/watch?v=cv-MLkzZGuM
こんにちは~
コミュニティの歴史には詳しくないですが…
ja.wordpress.org の一番古いブログ記事が、2007年9月28日
https://ja.wordpress.org/2007/09/28/wordpress-23/
WordPress 日本語版作成チームの一番古いトピックが2007年10月7日
https://groups.google.com/forum/#!forum/wp-ja-pkg
WordBench のスタートは2008年ですが、mixi の WordPress コミュニティが、2004年5月25日に立ち上がっていて、2005年8月には、WordPressオフ会 in 大阪が開催されています。
rocketmartue さん
懐かしいお話がw
そうですね、大阪以来オフ会はちらほらやっていましたが、コミュニティ活動というよりはあくまで「オフ会」だったので、勉強会とかではなくてブログを通して知り合った者同士の懇親会的な感じでした。
WordCamp Tokyo 2008 の時に三好さんが告知して始まった WordBench から、徐々に地域コミュニティが広がっていった気がします。その頃 @lilyfan さんが日本各地の OSC イベントに顔を出したりとかもしていたはず。
naoさん
(細かいですが)2008ではなく2009の時ですね。より正確には2008と2009の間のどこかで三好さんがBuddyPress を使って作られたSNS(=WordBench)が始まりです。当初は三好さんが在住されているローカル地域のみだったのを、2009の時に他の地域でも活用できるように開放するアナウンスがありました。そこからですね。日本で「地域」単位で勉強会/飲み会を中心としたコミュニティが徐々に作られていったのは。2008以前のオフ会(飲み会)は少なくとも3回:大阪(2005)、東京(2006)、倉敷(2007)。
toruさん
私がWordPressコミュニティを知ったきっかけ
私がWordPressコミュニティの存在を知ったのは、WORDCAMP BANGKOK 2018での西川伸一さんによるセッションで、でした。英語でのセッションで必死になって聞いた記憶があるのですが、盛りだくさんの写真でとても楽しく「わー、日本のコミュニティすごい」と思いながらセッションを聞いたことを思い出しました。
このセッションのあと、西川さんが気さくにお声かけてくださり、WordCamp男木島2018の開催予定を教えてもらったのち、実行委員に巻き込まれていくのですが、これはまた別のお話…。
2020年現在のWordPressコミュニティへの参加方法
WordPressダッシュボードから
ご自身のWordPressをインストールしているサイトの管理画面にログインし、ダッシュボードをチェックしていただくと、右下にWordPressイベントとニュースの情報が表示されています。

ここから最寄りの Meetup やWordCamp の情報をはじめ、サポートフォーラムでやりとりされているトピックが表示されるので参考にされてください。
WordSlackに参加
WordPressの日本語の公式SlackであるWordSlackに気軽に参加してみましょう。
Slackでは、WordPressコミュニティで活躍されている方がたくさんいらっしゃいます。いろんなチャンネルをのぞいてみることで、どのように日本のWordPressが支えられているのかも感じられるのではと思います。また、様々な貢献のやり方を見つけることができますので、楽しそうなところから少しでも参加する方が増えるといいな、と思います。
WordPressコミュニティと100%GPLのあれこれ
WordPressにまつわるオンライン勉強会「WP ZoomUP」で100%GPLについて5分にまとめてお話しする機会がありましたので、その時に調べたメモ記事です。
参考にした記事やスライド
- 「100% GPL」とは – WordPress.org日本語
https://ja.wordpress.org/about/license/100-percent-gpl/ - WordPressのテーマを選ぶ時、ちょっと考えてほしいライセンスとコミュニティの話 – デザイナーのイラストノート
https://in.spicagraph.com/other/wp-theme/ - 非100%GPL有料テーマからの移行キャンペーンをおこないます! – Snow Monkey theme
https://snow-monkey.2inc.org/campaign-100gpl/ - 100% GPLライセンスについて – Toro_Unit
https://torounit.com/blog/2018/04/17/4214/ - GPL: WordPress 4つの自由と ビジネスモデル / WordCamp Tokyo 2015 講演スライド – Shinichi Nishikawa
https://www.slideshare.net/NSKW/gpl-wordpress-4-wordcamp-tokyo-2015 - 「GPL」- Shinichi Nishikawa’s
https://nskw-style.com/?s=gpl - WordCamp Kansai 2015 実行委員向け GPL勉強会 | GPL study sessions for WordCamp Kansai 2015 organizers – Junko Nukaga
https://www.slideshare.net/nukaga/gpl-study-sessions-for-word-camp-kansai-2015-organizers - WordPress テーマ/プラグインのライセンスに関してよくみかける誤解 – Snow Monkey theme
https://snow-monkey.2inc.org/2018/12/02/wordpress-license/ - GPL」- Susumu Seino
https://susu.mu/archives/tag/gpl/
テーマ作者やコミュニティを牽引している方の視点、いちWordPressユーザーの視点から、などいろんな角度から100%GPLについてを知ることができます。
とはいえ、「100%GPL」ってなんなのか、ってかなり奥行きのあるお話で短くまとめるのはなかなか大変…。
伝えるべき相手や目的によって上手に情報をまとめる必要があると思います。
マットさんのインタビュー
WordPressとGPLについてをきちんと理解するには、やっぱりWordPress 創始者マット・マレンウエッグさんのコメントに触れておきたいところ。
右下の「cc」をクリックして、日本語字幕で視聴できます。
これまであちこちで耳にして、ふんわりとしてしか理解していなかった100%GPLですが、理解が深まるほど、自由の保障を重視しているWordPress、そして100%GPLを遵守してくれているテーマやプラグイン作者の方々への感謝が大きくなりました。
(以下、2020年1月8日追記です)
スライドができるまでのあれこれ
年末からGPLについて、そして100%GPLについてあれこれと調べまくってなんとかスライドが完成しました。たたき台を作ってからは、WP ZoomUPの運営メンバーに寄ってたかってチェックしてもらい、全力サポートを受けてひとまず公開へ。
(完全に私に100%GPLを教えよう会と化しておりました。そのSlackをお見せしたいくらい…。)
スライドを作るときに目標にしたこと
- WordPressって使い始めたけど、とりあえず勉強会行ってみるか。と言う方にも分かりやすく。
- 5分くらいを目安にライトな内容で(結局7分超えしそうな内容になってしまった)
- パネリストとしてお招きする100%GPLテーマ作者5人の方が一気に集まっていただける貴重さを感じてもらえるように。
- 本番よりも先行して公開することで、100%GPLについて少しでも理解してもらった上でイベントに来てくださる方が増えるといいなと思った。
苦労したところ
- GPLについての理解
- 100%GPLはWordPressコミュニティ独自の言い方
- スプリットライセンスなのか、ライセンス違反なのか。スプリットライセンスでもGPL互換であれば100%GPLの扱いになる。この辺りが混乱してしまった。
- いきなり「配布」と言われても、テーマやプラグインが自由に作られて配布される(自分でも作ることができて配布できる)ものであると、初めての方にはピンと来ないかもしれない。
手が届かなくて端折ってしまったところ
- 著作権とライセンスは別物ということ
- GPLでもテーマやプラグインを有料で配布しても良いということ
- コピーレフトのこと
- コミュニティの反映に繋がる思想であること(エコシステム)
まずは興味を持ってもらい、ハードルを低くすることを目指しました。5分じゃやっぱりちょっと難しかったな。
私について
私は2008年から香港で暮らしている日本人のウェブデベロッパーです。香港ローカルの文化、街並み、食べ物、特に点心が大好きです。香港に来る前は、日本で3年ほどウェブライター、ウェブデベロッパー、そしてウェブディレクターとして働きました。香港に来てからは、3年ほどかけてマンダリンと広東語を勉強しました。その後、香港で会社を設立し、多言語サイトの構築とプロモーションをベースとしたお仕事をしています。